【ダービー卿チャレンジトロフィー2018】予想オッズ/出走予定馬分析/レース展望から見る1着予想/『付いてくる馬は全て潰す!』唯我独尊の逃げで後続を沈黙させるベテランホースのアノ馬に注目!?

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2018年3月31日(土) 中山競馬11レース

第50回 ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ) 

中山芝1600m

 

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《ダービー卿チャレンジトロフィー2018 レース展望》

 

ハンデ戦で行われるうえに大阪杯の『裏』で行われることもあって、注目度の面ではどうしても低くなってしまう重賞ですが、昨年大阪杯がGⅠに格上げされたことでよりその傾向が強くなってしまっている印象です。実際に昨年の勝ち馬を思い出そうとしたときにその馬名が出てくるまでにかなりの時間を要したのは自分の記憶力の衰えもあるのでしょうが(笑)、それだけ印象が薄く注目レースの陰に隠れてしまっていることの証明だと思います。しかし過去の好走馬をよく見てみると、15年に同レース勝利から歴史的名馬への一歩を踏み出した近年最強の中距離馬モーリスや、朝日杯フューチュリティステークスを制しながらその後非常に息の長い活躍を続け、当時最強馬の名を欲しいままにしていた上記に挙げたモーリスを倒して3年半ぶりの勝利を挙げた16年2着馬ロゴタイプに、その翌年には2歳時から『大器』と呼ばれながらもなかなか結果が残せずにいましたが、前哨戦の京王杯スプリングカップ9着から巻き返して直線一気を決めた16年3着サトノアラジン3頭のGⅠ馬を出しているのは注目すべきポイントと言えそうで、14年にはGⅠ馬カレンブラックヒルが勝利しており、13年にも海外GⅠ2着馬トウケイヘイローが勝っているように、これからの好走馬は長い目で注目しておくと美味しい配当にありつけることができるかもしれませんね。

 

今年も安田記念や秋のマイルチャンピオンシップに向けてここで重賞初制覇を飾って勢いに乗りたいグレーターロンドンレッドアンシェル、さらには既に重賞実績のあるマルターズアポジーソルヴェイグに加えて昨年勝ち馬のロジチャリスなど、予想は難解ですがその分面白いメンバーが揃った印象で、各馬の適性も含めてしっかり確認しておきたいところですね。

 

《ダービー卿チャレンジトロフィー2018 予想オッズ》

 

①人気 グレーターロンドン  2.4倍

②人気 レッドアンシェル   4.0倍

③人気 マルターズアポジー  5.1倍

④人気 ディバインコード   8.4倍

⑤人気 ソルヴェイグ     11.3倍

⑥人気 タイセイサミット   22.3倍

⑦人気 ゴールドサーベラス  25.0倍

⑧人気 ヒーズインラブ    27.2倍

⑨人気 アデイインザライフ  33.8倍

⑩人気 キャンベルジュニア  35.5倍

 

《ダービー卿チャレンジトロフィー2018 出走予定馬分析》

 

① レッドアンシェル(牡4)

騎手:戸崎 調教師:庄野(栗東)

主な勝鞍:リゲルステークス(OP)

アーリントンカップ(GⅢ)2

重賞未勝利の身ながら堂々1番人気に支持された前走の京都記念では、気持ち遅れ気味のスタートも二の脚速く先行し道中は近2走に比べればやや後ろめの4~5番手追走から4コーナーでは外を回って進出しましたが、坂の下りを使って大外から一気に加速したブラックムーンに交わされ、ゴール前馬群を捌いて伸びてきたクルーガーにも内から交わされての3着惜敗でした。ただ、同馬と4着ダノンメジャー以外の馬が上位を占める中で正攻法の競馬で3着に粘った内容は評価してよさそうで、現時点で上位陣とは『末脚の切れの差』が出た印象です。今回中山コースは初出走となりますが、直線しぶとく長くいい脚を使うだけに上がりの掛かる展開になりやすいコース形態はプラスに働きそうで、小回りだけに先行力があるのも大きな武器と言えるでしょう。強い4歳世代の代表的存在だけに、道中被されずにスムーズなレースができれば重賞初制覇を飾るだけの能力を持った1頭だと思います。

 

② グレーターロンドン(牡6)

騎手:田辺 調教師:大竹(栗東)

主な勝鞍:東風ステークス(OP)

毎日王冠(GⅡ)3着

極悪馬場で行われた昨年の天皇賞・秋では強力メンバー相手に加えて3~4コーナーで一気に進出する強引な競馬だっただけに9着大敗はやむを得ませんが、その後2戦はスローペースで追い込み届かなかったディセンバーステークス3着に、積極的に出していって2番手追走も直線切れ負けした東京新聞杯9着とやや不完全燃焼が続いている印象です。ただ、前走の東京新聞杯に関しては直線の瞬発力勝負となった中を先行してしまった展開のアヤが最大の敗因と言えそうで、先行する競馬をしたこと自体は今後を考えてもプラスに働きそうな気がします。今回の舞台に関しては昨年に同コースの東風ステークスを完勝しているように問題なく、複勝率100%であるのもプラス材料と言えるでしょう。昨年の安田記念で勝ち馬から0.1差4着の実績は今回のメンバー中最上位と言えそうで、末脚を活かす競馬に徹すればアッサリ巻き返しても不思議ない1頭と言えそうです。

 

③ マルターズアポジー(牡6)

騎手:柴田善 調教師:堀井(美浦)

主な勝鞍:関屋記念(GⅢ)

小倉大賞典(GⅢ)

前走の中山記念ではこれまでの主戦であった武士沢騎手から柴田善騎手に乗り替わってどういった逃げを打つか興味深いものがありましたが、2番手のアエロリットと共に後続を大きく離しつつも1000m通過59.2と決して速くないマイペースで逃げ、直線に入って一旦は後続を突き放しましたがゴール直前で脚が上がってしまっての3着惜敗でした。これまではハイペースの逃げでの好走が多かったですが、ある程度抑えつつの溜め逃げができるようになったのは同馬にとっても大きな収穫と見てもよさそうです。中山1600mは1600万条件の秋風ステークスを逃げ切って勝利しており、昨年の京成杯オータムハンデで58キロを背負いながら速い流れで逃げて勝ち馬から0.6差の4着に粘った事実からも、適性面・能力面共に今回のメンバーでは間違いなく上位に属する馬だと思います。メンバー的にも先手を主張すれば単騎で行ける可能性が高く展開面での恩恵も大きそうだけに、折り合いを重視する後続勢を尻目にアッサリ逃げ切る可能性も十分ありそうですね。

 

④ ゴールドサーベラス(牡6)

騎手:柴山 調教師:清水英(美浦)

主な勝鞍:幕張ステークス(1600万)

昇級初戦となった前走の幕張ステークスでは互角のスタートから前半は後方2番手でじっくりと脚を溜め、4コーナー手前辺りから外を通って徐々に進出を開始し直線も大外に持ち出すとそこから切れないものの非常に長くいい脚を使って坂を上ってからもう一伸びして、先に抜け出していたプロディガルサンをゴール前捉えて1000万に続く連勝を飾りました。57キロを背負って重賞でも複数好走実績があるプロディガルサンを差し切ったのは同馬の能力が重賞級であることの証明で、今回のメンバー構成であれば決して能力的に引けを取ることはないと思います。中山1600mは5戦して3勝2着1回と抜群の好成績を残しており、今回騎乗予定の柴山騎手とも4戦して全て掲示板内(2勝2着1回)と好相性であるのはプラス材料と言えるでしょう。6歳馬ですがこれまでキャリア20戦と大事に使われており、血統的にも成長力が十分期待できそうだけにここでマイル路線の新星として名乗りを上げる可能性は十分期待できそうですね。

 

《レース展望から見る今年のダービー卿チャレンジトロフィーを勝つのはこの馬!!》

 

🐎マルターズアポジー(牡6)

前走:中山記念(GⅡ)6人気3着

父:ゴスホークケン

母父:Old Trieste

まず同馬を本命に挙げた最大の理由は『展開面での恩恵』の大きさを考慮した結果です。デビューからこれまで25戦のキャリアを持つ同馬ですが、勝ち負けの結果に関わらずその25戦全てで『一度もハナを譲ったことがない』のは特筆すべきポイントだと思います。これまでのキャリアの中には勝ち馬から4秒以上離された大敗をしたこともありますが、そういったレースで他馬から競りかけられて共倒れになったとしても『逃げ』のスタイルを貫くことで他馬の陣営に『アノ馬に付いていったら自分が潰れてしまう』といったイメージを植え付けたのは非常に大きく、この積み重ねがあったからこそ重賞を逃げ切れるだけの大きな武器になったのではないでしょうか。父ゴスホークケンは3戦目でGⅠ勝利を飾った後は全く活躍できませんでしたが、その勝利したGⅠが今回と同舞台の朝日杯フューチュリティステークスであったことからも、同馬が血統的に中山1600mに対する高い適性を秘めていても全く不思議ないと思います。かつては『中山1600m名人』と呼ばれた柴田善騎手との『熟年コンビ』にも期待して今回本命に挙げたいと思います。

 

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