【フラワーカップ2018】過去データから見る1着予想/半年の充電期間を経て女王ラッキーライラックが待つ桜の舞台に同じく無敗で挑戦するのはアノ馬!?

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2018年3月17日(土) 中山競馬11レース

第32回 フラワーカップ(GⅢ) 中山芝1800m

 

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トライアルレースではありませんが、ここで賞金を加算して桜花賞に向かう馬や、1800mという距離から近年はここを経由してフローラステークス→オークスへと向かう馬も多く参戦してくることで人気馬の信頼性が以前と比べても高くなってきている印象です。とは言えここで好走しながら後にGⅠで連対したのは15年1着アルビアーノのみ(NHKマイルカップ2着)しかおらず、馬券的には本番で人気がない場合の3着付けくらいに考えておいた方がいいかもしれませんね。

 

《過去のフラワーカップ好走馬 チェックポイント》

 

① 前走500万条件1着馬が好成績!上位人気であればさらに信頼度UP!!

毎年時期的にも出走馬の多くが1勝馬であることが多いフラワーカップですが、そういったメンバー構成になる背景が影響してか同レースでは前走が特別・平場問わずに『500万条件戦で1着』だった馬の好走率が非常に高く、過去10年で【5・2・3・7】の好成績を残しています。16年はメンバー中唯一の該当馬であったゲッカコウが2人気2着と好走し、昨年もファンディーナデアレガーロと2頭しかいない該当馬の中からファンディーナが1人気1着と結果を残していることからも、500万条件を勝っている事実が出走メンバー内において『能力上位』であると考えていいのは間違いないでしょう。そこからさらに『前走上位人気(1~5人気)で500万条件を勝利』といった条件を付け加えるとその好走率は【4・2・3・2】で複勝率は81%と驚異的な数字を叩き出しており、馬券圏外に敗れた2頭は該当馬が2頭いた年でもう1頭の方は馬券に絡んでいることからも、データとしての信頼性も非常に高いものがあると言っていいと思います。出走メンバーが確定した時点でまずチェックしておくべきポイントであるのは間違いないのではないでしょうか。

今年の出走予定馬で前走500万条件戦を勝っているのはノームコアメサルティムの2頭のみでどちらかが馬券圏内に好走する確率はかなり高いと思いますが、その中でも個人的には前走のアスター賞を1人気で制したノームコアの方を上位に評価しておきたいと思います。

 

② 関東馬が強いレースで、『1人気の関東馬』は鉄板の安定感!

過去10年の勝ち馬だけ見ると関東馬6勝、関西馬4勝と勝率に大きな差はなく、馬券圏内の好走率もほとんど互角の数字を残していることから所属の違いにあまり差はないと言えそうですが、関西馬同士でのワンツー決着は1着トレンドハンター(松田博)、2着ハブルバブル(池江)の11年のみで、基本的には輸送による負担が少ない関東馬にとって有利なレースであると見ていいと思います。その中でも『1人気に支持された関東馬』は過去10年で【2・1・1・0】と複勝率100%の好成績を残しており、馬券の軸として考えるには非常に頼りになる存在と言えそうです。逆に過去10年において1人気で馬券圏外に凡走した2頭(13年7着カラフルブラッサム、14年5着ショウナンパンドラ)は共に『関西馬』であることからも、1人気における信頼感の高さを考える上では『関東馬>関西馬』という考え方で問題ないと思います。

今年1番人気に推される可能性が高いのはおそらく札幌2歳ステークス勝ち馬でメンバー中唯一の重賞勝ち馬ロックディスタウンだと思いますが、美浦の名門藤沢和厩舎所属であり実績上位であることを含めてもそれなりに好評価をしておく必要があるかもしれませんね。

 

③ 『1800m以上での勝利経験』や『前走2000m以上を使っていた馬』に旨味アリ

クラシックを目標とする馬にとって3歳牝馬重賞としては初の1800m重賞となることが影響してか、フラワーカップの出走馬は毎年多くが前走1600m以下を使ってきた馬で占められますが、同じ条件の古馬牝馬重賞中山牝馬ステークスで2000m以上の実績がある馬が有利なようにフラワーカップにおいても1600mより長い距離での実績が非常に重要です。それまでに『1800以上の距離で勝利経験があった馬』は複勝率が35%を越えているように非常に好走率が高く、近5年だけ見ても13年3人気2着エバーブロッサム、14年3人気1着バウンスシャッセ、4人気2着マイネグレヴィル、6人気3着パシフィックギャル、15年12人気2着アースライズ、2人気3着ディアマイダーリン、16年1人気1着エンジェルフェイス、2人気2着ゲッカコウ、そして17年1人気1着ファンディーナ、8人気2着シーズララバイといったように、14年以降は毎年馬券圏内に2頭以上が好走していることからも要注目ポイントと言えるでしょう。さらに波乱の立役者として注目しておきたいのが『前走2000m以上を使っていた馬』の存在で、先程挙げたエバーブロッサム、バウンスシャッセ、マイネグレヴィルといった人気馬以外にも、16年14人気3着ウインクルサルーテ、17年8人気2着シーズララバイなどの激走もあって複勝回収率は250%近い数字を叩き出しており、非常にシンプルな馬券術ですが効果は抜群だけに注目しておいて損はないと思います。

今年の出走予定馬で『1800以上の距離で勝利経験がある馬』は1番人気濃厚のロックディスタウンを始めとして15頭中10頭にもなりますが、その中で『前走2000m以上を使っていた馬』であり勝利を挙げているウスベニノキミ、オスカールビー、カラエリーヴァの3頭は過去の傾向から人気薄でも積極的に買っておきたい存在ですね。

 

《過去データから見る今年のフラワーカップを勝つのはこの馬!!》

 

ノームコア(牝3)

前走:アスター賞(500万)1人気1着

父:ハービンジャー

母父:クロフネ

前走のアスター賞も2番手から直線早め先頭に立って押し切る完勝ではあったものの、この馬の強さを証明したのは福島での新馬戦だったのではないでしょうか。他馬に絡まれながらの逃げではあったものの、新馬戦にしては淀みない流れで逃げながら4コーナーでハナを奪い返して直線そのまま後続を突き放した内容は同馬のスタミナ能力と共に持久力を証明するには十分すぎる内容だったのではないでしょうか。過去にGⅠ2勝馬メジャーエンブレムを始めとしてウインマーレライミヤジタイガディバインコードと近年重賞好走馬を輩出している『出世レース』のアスター賞を勝利しているのは好材料と言えそうで、ハービンジャー産駒で一瞬の切れを欠く面があるだけに中山の小回りコースで上がりの掛かる展開になりそうなのもプラスではないでしょうか。今回は6か月ぶりで太めが残りそうなのが心配ではありますが、スムーズに先行するレースができるようであれば好走する可能性はかなり高いと見て本命にしたいと思います。

 

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