【レパードステークス2018予想/追い切り後分析】意外にもダート重賞はまだ未勝利!友道厩舎初のダート重賞制覇をダート無傷の3連勝で飾る新星はアノ馬!?

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2018年8月5日(日)

新潟競馬11レース

第10回 レパードステークス(G3)

新潟ダ1800m

 

《レパードステークス2018/追い切り後展望》

 

まず今回上位人気が確実なグレートタイムの追い切りですが、栗東Cウッドにて僚馬と2頭併せ馬での最終追い切りで、ほとんど馬なりに近い手応えながら3馬身ほど先行する僚馬に直線手前で並びかけて直線半ばで一旦は同馬の方が半馬身近く前に出ましたがゴール直前では相手が盛り返す形となって、最後は6F89.2-11.7のタイムで併入を果たしました。暑さを考慮してか決して無理をしていないにもかかわらず終いの伸びは目立っており、引き続き好調を維持しているのは間違いないでしょう。最後相手に差を詰められたことから若干集中力に欠ける面がありそれが惜敗続きに繋がっている可能性もありますが、不利さえなければ上位争いは必至だと思います。もう1頭好調を感じる馬を挙げるならプロスパラスデイズでしょうか。栗東Cウッドにて単走での最終追い切りで、淡々とした走りながら終いに気合を付けられると首が沈んでしっかりと加速し、ラストは6F85.5-11.9のタイムでのフィニッシュでした。鞍上の指示に対して瞬時に反応して加速した素直な気性面は純粋に評価してよさそうで、ラスト1Fで12秒を切ってきたことからコンスタントに使われながらもいい状態をキープ出来ているようです。十分に余力を残した印象の最終追い切りからも人気はそれほどなさそうですが個人的に注目の1頭です。逆に最終追い切りで気性面の幼さを露呈したのがグリムです。栗東坂路にて単走での最終追い切りで、気合を付けられると若干ですが右にヨレて行く面を見せながらも加速し、ラストは4F54.3-12.3のタイムでのフィニッシュでした。全体的なタイムで見ても地味な印象で、追われてから右にヨレて行ってしまった内容は左回りの新潟コースにおいて大きな不安点となってしまうのは否定できないと思います。年明けから今回が6戦目となることから潜在的な疲れが出てきていることも考えられるため、能力的には今回のメンバーでも上位クラスなのは認めつつも敢えて評価を下げておきたいと思います。

 

《レパードステークス2018/最終予想オッズ》

 

①人気 グレートタイム   2.1倍

②人気 ドンフォルティス  3.9倍

③人気 アドマイヤビクター 5.6倍

④人気 グリム       7.2倍

⑤人気 アルクトス     11.4倍

 

《レパードステークス2018/展開予想》

 

出走メンバーを見渡すとそこまで徹底してハナを主張する馬はいない感じですが、これまで逃げた経験のある馬の中から考えるとハナを切る可能性が高いのはビッグスモーキーになるでしょうか。同馬は2走前に中央のダートと比べて脚抜きの悪い地方交流重賞兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ)で逃げて2着に好走しているだけに、他の馬が先手を主張してきても行こうと思えば二の脚の速さからハナが主張ができそうな印象だけに、もし各馬がそれなりに先手を激しく争うようであれば先行有利の新潟ダート1800mでも後方待機勢に有利な展開になることも考えておいた方がいいかもしれませんね。先行集団を形成するのはグリム、アルクトス、アドマイヤビクター、イダペガサス、ヒラボクラターシュといったところになるでしょうか。特にこの中では前走のユニコーンステークスでやや消極的な競馬になった結果直線で前が詰まってほとんど追えずに2番人気ながら9着に敗れたグリムはそれなりに積極的に出していくことが考えられますが、これまで1600mまでしか経験がなく200mの距離延長に加えてペースが速くなった時に一抹の不安を残すだけに、今回は内田博騎手のペース判断が好走のカギを大きく握りそうです。逆にアドマイヤビクターに関してはこれまでのダート2戦で先行しながどちらもメンバー中最速の上がりを使っているように数字の裏付けが確かなことから、今回相手関係は一気に強くなりながら人気も集めそうですが十分好勝負できそうな印象ですね。そして中団から後方待機で直線での末脚勝負に賭けるのは人気のグレートタイム、ドンフォルティスを筆頭にエングローサー、プロスパラスデイズ、オノリス、クレディブルといった面々になるでしょうか。基本的には先行馬がなかなか止まらない展開になりやすいレパードステークスですが、今回は先行馬が多いことに加えて近2走で連続してメンバー中最速の末脚を使っているプロスパラスデイズ、エングローサーといった数字に裏付けされた末脚を持つ馬がいるだけに、展開次第で差し・追い込み馬同士の決着も十分考えられると思うのでそこは注意しておきたいところですね。

 

《最終予想》

 

この馬 ⇒ 

紹介文冒頭「」にて公開中!

(21位くらい)

 

前走の500万条件戦は平場のレースにしてはレベルの高いメンバーが揃った1戦でしたが、道中5番手追走から4コーナーでしっかり気合を付けられると一完歩ごとに確実に脚を伸ばして逃げたダノンフォワードを捉え、追い込んでくる後続勢にも全く差を詰めさせずに最後は抑える余裕を見せての完勝でダート無傷の2連勝を飾りました。血統を見ても本質的には芝馬かもしれませんが、それでもダートでこれだけ強い走りを見せられるのは絶対能力が高い証拠で、昨年夏のデビューから丸1年近く休養期間があっただけに余力面でも伸びしろの面でも十分残っているのは非常に熱いこの時期を考えても有利に働くのではないでしょうか。安定した先行力と追えば追うだけ伸びる息の長い末脚も新潟ダート1800mにおいては非常に大きな武器になるのは間違いなさそうで、毎年夏の新潟で勝ち星を量産するように新潟コースを知り尽くしている戸崎騎手が騎乗するプラス面を考えても3連勝で重賞制覇を飾る可能性は十分あるのではないでしょうか。