【中京記念2018予想/追い切り後分析】前走大敗は今回への布石?スムーズな加速から直線一気の末脚で全ての馬を差し切るのはアノ馬!?

f:id:jikuuma:20180722100904j:plain

 

2018年7月22日(日) 中京競馬11レース

第66回 中京記念(G3) 中京芝1600m

 

《中京記念2018/追い切り後展望》

調教の時間も暑さを感じさせる時間帯だっただけに、各馬の追い切りにおいても『猛暑対策』が取られていた印象が強いですが、その中でまず最初に素晴らしい動きが目に付いたのはガリバルディでした。栗東坂路にて単走での最終追い切りで、最後までしっかり気合を付けられて一杯に追われる意欲的な調教と共にタイム面でも4F54.5-12.5としっかりまとめてきており、前走と比べて体調面が確実に上向いてきているのを強く感じさせる好調教でした。明らかに調教の本数が少なく追い切りが足りなかった印象の前走マイラーズカップで4着と好走して復調気配を感じさせ、今回得意とする休み明け初戦であることからも今の状態であれば十分好勝負に持ち込めるだけの仕上がりにあると思います。もう1頭調教からオススメするのであればウインガニオンでしょうか。ガリバルディと同じく栗東坂路にて単走での最終追い切りで、残り200mを切った辺りから気合を付けられるとしっかり反応して加速し、ラストは4F51.8-12.4の好タイムでのフィニッシュでした。これまでの成績から皆さんもご存知の通り『夏馬』として気温の上昇と共に調教内容も良化してきており、今回計時した好タイムからもさらに上昇傾向にあるのは間違いないため連覇を達成するだけの好状態にあると思います。

逆に人気どころで調教の動きから今回評価を下げたいのがスマートオーディンです。栗東坂路にて僚馬との2頭併せ馬での最終追い切りで、しっかりと追われる相手に対してラストだけ気合を付けられるとしっかり反応して加速し、ラストは4F52.7-11.9の切れ味十分の走りで併入に持ち込みました。動き自体は確実に良貨を感じさせるものではありましたが、2年間という非常に長い休養期間のある同馬に対して脚に最も負担がかかりやすい『瞬発力』に特化した追い切りを行っていることに対して個人的にはやや疑問が残ります。純粋な能力だけ見ればメンバー中随一だと思いますが、長期休養明けからの叩き2戦目で一番反動が出やすい可能性も残るだけに、人気との兼ね合いを考えても今回は思い切って消しの評価でもいいかもしれませんね。

 

《中京記念2018/最終予想オッズ》

 

①人気 ウインガニオン    4.8倍

②人気 グレーターロンドン  4.8倍

③人気 ワントゥワン     5.7倍

④人気 ロジクライ      7.2倍

⑤人気 リライアブルエース  7.8倍

 

《中京記念2018/展開予想》

今回頭数の割にそれほど強力な逃げ馬がいないことを考えるとハナを奪う可能性が一番高いのはウインガニオンだと思います。2走前のメイステークスでハイペースの逃げを打ったタイセイサミットや同じくマイラーズカップで逃げたロジクライが逃げる可能性もありますが、共にその逃げたレースで掲示板外に負けているだけにそこまで逃げにこだわってくる可能性は低そうで、逃げ争いがアッサリ決まるようであればウインガニオンのスローペースでの単騎逃げになる可能性も高そうですね。先行集団を形成する可能性が高いのはフロンティア、ミエノサクシード、アメリカズカップ、マイネルアウラート、コウエイタケル、ワンダープチュックといった面々になりそうです。逃げなければタイセイサミットロジクライも先行する可能性が高いだけにこのグループがどれだけ逃げ馬にプレッシャーを掛けるかで前残りか追込み決着かの極端な結果になる可能性が高くなりそうですね。差し・追込み馬に瞬発力勝負に強い馬が多いだけに、個人的にはハンデがそこまで重くなく長くいい脚が使えるタイプであるロジクライフロンティアの早めに抜け出しての押し切りは警戒しておきたいところです。そして長い直線を活かして差し切りを狙うのはグレーターロンドン、スマートオーディン、ガリバルディ、ブラックムーン、ワントゥワン、ロワアブソリュー、リライアブルエースといったところでしょうか。全体的に長くいい脚を使うよりは一瞬の瞬発力に特化したタイプの差し馬が多いだけに、好走するには直線を向くまでにどれだけ前との差を詰めておけるかが重要になりそうです。ただ、スマートオーディンブラックムーンの2頭に関してはそれまでの実績から57.5キロのトップハンデを課されており、瞬発力勝負になる可能性が高そうなことを考えると今回は他馬と比べて若干評価を落とさざるを得ないかもしれませんね。

 

《最終予想》

 

この馬 ⇒ 

紹介文冒頭「」にて公開中!(44位くらい)

 

前走の安田記念ではスタートから意識的に最後方に控えて直線大外に出す競馬で真っ向勝負を挑みましたが、前に行った馬と道中少しでもインを通った馬が上位を占める結果となった展開も影響してシンガリ負けを喫してしまいましたが、元々負けるときはアッサリ掲示板外に大敗する淡白なタイプだけにそこまで気にする必要はないでしょう。昨年の同レースでは多くの馬が馬場の外を通ったのに対して最後方追走から直線馬場の荒れた最内を突いて3着まで追い上げたのはかなり強い内容と言ってよさそうで、今年の京都金杯で圧倒的先行有利の馬場にもかかわらず最後方から差し切った末脚の破壊力はメンバー中トップクラスなのは間違いないでしょう。先週の函館記念でもトップハンデだったサクラアンプルールが7人気2着と好走したように近年のハンデ重賞は斤量の重い馬の方が好走しやすく57.5キロのトップハンデもそれほど気にしなくてよさそうで、直線までにスムーズに加速することができればここで重賞2勝目を挙げる可能性も十分あると思い、今回は頭から狙っていきたいと思います。