【大阪杯2018】予想オッズ/出走予定馬分析/レース展望から見る1着予想/初代王者キタサンブラックの後を引き継ぐのはライバルのサトノダイヤモンドではなく中距離適性の高いアノ『強い先行馬』!?

f:id:jikuuma:20180326100131j:plain

 

2018年4月1日(日) 阪神競馬11レース

第62回 大阪杯(GⅠ) 阪神芝2000m

 

↓ 1日1回応援クリックお願いします(^^)

 

《大阪杯2018 レース展望》

 

GⅠとなって初年度に1番人気のキタサンブラックが先行抜け出しの正攻法の競馬で勝利したことで結果として大成功に終わった感のある大阪杯のGⅠ昇格ですが、それを証明するかのように今年も豪華メンバーこの仁川の舞台に集結しました。これまでGⅡ時代にはほぼ同じ週に行われていたドバイターフやドバイシーマクラシック、さらには4月後半に行われる香港のクイーンエリザベス2世カップなどに有力馬が流れていく傾向が強かったですが、中距離馬に加えてマイル路線で活躍している馬も比較的出走しやすい2000mのGⅠがこの時期にできたことで、天皇賞・春に向かうには距離が長い馬や大目標の安田記念まで出走できるレースがGⅡくらいしかないマイラーにとってもチャレンジ的な意味合いで出走できるのは大きな意味合いを持つと思います。

 

今年も前哨戦の金鯱賞を完勝して勇躍ここへ臨むスワーヴリチャードや昨年の欧州遠征は残念な結果になりましたが改めて今年の飛躍を誓うサトノダイヤモンド、さらに昨年のジャパンカップで最強馬キタサンブラックを倒したシュヴァルグランに昨年の皐月賞レコードタイムで制し高い中距離適性を証明したアルアインなど、現役最強を決めるにふさわしいメンバーが集結しました。各世代の有力馬が多く出走することで必然的にメンバーレベルも高くなりGⅠとしての『格』も高くなっていきそうなだけに、昨年引退したキタサンブラックの評価をさらに高めるためにも今年も強豪各馬による激しいレースに期待したいところです。

 

《大阪杯2018 予想オッズ》

 

①人気 スワーヴリチャード  2.6倍

②人気 サトノダイヤモンド  3.7倍

③人気 アルアイン      3.8倍

④人気 シュヴァルグラン   10.6倍

⑤人気 ミッキースワロー   12.5倍

⑥人気 ダンビュライト    17.5倍

⑦人気 ペルシアンナイト   18.7倍

⑧人気 トリオンフ      24.5倍

⑨人気 ウインブライト    25.8倍

⑩人気 ゴールドアクター   45.4倍

 

《大阪杯2018 出走予定馬分析》

 

① スワーヴリチャード(牡4)

騎手:M.デムーロ 調教師:庄野(栗東)

主な勝鞍:金鯱賞(GⅡ)

アルゼンチン共和国杯(GⅡ)

共同通信杯(GⅢ)

昨年の有馬記念では外枠スタートに加えて馬群の外々を回らされる展開もあって、直線外からよく伸びたものの内に切れ込んで他馬に迷惑をかけてしまい3歳馬最先着ながら4着という結果となりました。ただ、休み明けの前走金鯱賞ではスタート後は中団にいたもののスローな流れを見て掛かり気味ながら2番手まで押し上げ、直線M.デムーロ騎手細心の注意を払いながら仕掛けると逃げるサトノノブレスをキッチリ捉えて重賞3勝目を挙げると同時に成長した姿を見せつけました。とにかく東京・中京などの左回りでは安定した成績を残していますが、その反面どうしても内に切れ込んでしまう右回りに関して未知数の部分に不安があるのは否めないところでしょう。また今回は内回りで直線が短いだけに、長くいい脚を使う同馬にとっては仕掛けどころが大きなカギを握ることになりそうですが、そういった面でペースによって早めに仕掛けていくM.デムーロ騎手とは好相性と言えそうで、とにかくスムーズな走りができれば勝つだけの能力は間違いなくある存在です。

 

② サトノダイヤモンド(牡5)

騎手:戸崎 調教師:池江(栗東)

主な勝鞍:有馬記念(GⅠ)

菊花賞(GⅠ)

阪神大賞典(GⅡ)

前年秋の欧州遠征では本番の凱旋門賞で15着と大敗しただけではなく、前哨戦のフォワ賞でも6頭立ての4着と完敗したのは正直ショッキングな結果と言わざるを得ませんでした。菊花賞や阪神大賞典で3000mを克服しているものの本質的には軽い馬場で終いを活かす競馬の適性が大きいのは間違いなく、全く『質』が違う欧州の芝に対する適性は全くないと言い切っていいと思います。大敗のダメージが心配され2番人気となった前走の金鯱賞でしたが、3~4コーナーで反応の鈍い面を見せたものの直線残り100mを切ってから見せた鋭い末脚は復活に向けての好材料と見ていいのではないでしょうか。国内の成績に関しては複勝率100%で安定しており、日本ダービー以降は2400以上を使われていましたが2000mも4戦して2勝3着2回と全く問題なく、阪神コースで3戦3勝なのもプラスと言えるでしょう。基本的に叩き良化型で前走一叩きできたメリットはかなり大きそうだけに、ここで復活のGⅠ勝利を飾っても全く驚けないと思います。

 

③ シュヴァルグラン(牡6)

騎手:三浦 調教師:友道(栗東)

主な勝鞍:ジャパンカップ(GⅠ)

阪神大賞典(GⅡ)

アルゼンチン共和国杯(GⅡ)

昨年のジャパンカップではキタサンブラックが刻む淀みない流れを最内枠の利を最大限活かすように抜群の手応えで好位のインを追走し、直線馬場の真ん中に持ち出されると持ち前の持続的な長い脚を使ってキタサンブラックを差し切って念願のGⅠ初制覇を飾りました。続く有馬記念では一転して中団追走から直線馬群を縫うように伸びてきましたが、内から外に出てきたクイーンズリングと外から内に切れ込んだスワーヴリチャードに完全に挟まれる形となってしまいました。ただそこからまた盛り返して3着したのは同馬の強い精神力と高い総合能力の証明だと思います。今回は3歳夏以来約2年半ぶりとなる2000m戦のペースに戸惑わないかが最大のポイントになるのは間違いないでしょう。また初コンビとなる三浦騎手もまだGⅠ未勝利で他の有力馬に比べてやや不安が残るのは事実ですが、休み明け自体は複勝率100%といきなり動けるタイプだけに全く問題なく、阪神コースも複勝率65%を越えているように十分対応できそうで、実力は現役馬の中で間違いなくトップクラスだけに不安要素によって不当に人気を落とすようであれば馬券的には非常に怖い1頭になりそうです。

 

④ アルアイン(牡4)

騎手:川田 調教師:池江(栗東)

主な勝鞍:皐月賞(GⅠ)

毎日杯(GⅢ)

レースレコードで勝利した皐月賞以降は勝ちきれない競馬が続いていますが、日本ダービーではスローペースの瞬発力勝負に加えてやや消極的な騎乗もあっての5着、菊花賞では本質的に距離が長いのに加えて歴史的な不良馬場もあっての7着と明確な敗因があるのは救いと言えるでしょう。前走の京都記念でも重馬場で見た目以上にスタミナを問われる馬場状態に加えて休み明けで57キロを背負う厳しい条件の中、道中レイデオロをマークする形でゴール前内からクリンチャーに出し抜けを食らう形になりましたが、レイデオロに先着しての2着は非常に強い内容だったと思います。1800~2200mの中距離戦においては連対率100%で本質的にこれくらいの距離が向いているのは間違いないでしょう。大型馬だけにパワー勝負は大歓迎で、阪神コースも2戦2勝でコース適性も十分ありそうだけに、ここで皐月賞に続くGⅠ2勝目を上げる可能性は十分ありそうな気がします。

 

《レース展望から見る今年の大阪杯を勝つのはこの馬!!》

 

アルアイン(牡4)

前走:京都記念(GⅡ)3人気2着

父:ディープインパクト

母父:Essence of Dubai

有力各馬が能力こそ間違いなくGⅠ級であるもののそれぞれ不安要素も内包するだけに、その有力馬たちの中でも一番不安要素の少ない同馬を今回本命に推したいと思います。昨年の皐月賞は道中のペースが厳しい上にレースレコードで決着したように『総合的な能力が高い馬』しか好走できないレースで、2着ペルシアンナイト、5着レイデオロが後にGⅠを勝利し、3着ダンビュライト、4着クリンチャー、6着スワーヴリチャード、8着ウインブライトの4頭が古馬混合のGⅡを制したのがその証明と言えるでしょう。それらの馬を相手に完勝した同馬の能力は疑う余地がなく、先行力があるだけに展開面での不利を受けにくいのも大きな武器と言えそうです。血統的に高速決着は全く問題なさそうで、前走重馬場でも十分勝ち負けしたように自力が強化されている今であれば馬場状態に問題なく対応できそうなのも大きく、今年の中距離路線を牽引する存在になれるだけの能力を持った馬だと思います。

 

↓ 1日1回応援クリックお願いします(^^)