【日経賞2018】追い切り後見解/枠順確定後見解/展開予想/最終1着予想/昨年強い相手に揉まれ続けてきた経験を糧に、ここで初重賞制覇を飾っていざGⅠ戦線へ!!

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2018年3月24日(土) 中山競馬11レース

第66回 日経賞(GⅡ) 中山芝2500m

 

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《日経賞2018 追い切り後見解》

 

・3枠4番 ロードヴァンドール (横山典 56kg)

栗東坂路にて僚馬と2頭併せ馬での最終追い切りで、やや馬体を離しての併せ馬でしたが終始手綱が動かず馬なりだった相手に対して同馬は一杯に追われながらもなかなか差が詰まらず、最後は4F53.5-13.1のタイムで半馬身程度遅れてのフィニッシュでした。重馬場で苦しんだ面はあったと思いますが最後まで相手に並べなかったのは気になる点で、体調がやや下降戦である可能性を考えても今回は割り引いて考えたい1頭です。

 

・4枠7番 トーセンバジル (M.デムーロ 56kg)

栗東Cウッドにて岡田騎手が騎乗して僚馬と2頭併せ馬での最終追い切りで、大きく先行する相手に対して楽な感じの手応えで徐々に差を詰めながら直線を向くと早くも並びかけ、残り100mを切った辺りで軽く仕掛けられると反応よく一気に併走相手を突き放してラストは6F84.6-12.7のタイムで3馬身近く先着を果たしました。追われての反応とそこからの瞬発力は調教からも非凡なものが感じられ、休み明け初戦としては申し分ない状態に仕上がっていると思います。

 

・5枠9番 ゼーヴィント (戸崎 56kg)

美浦ウッドにて僚馬と3頭併せ馬での最終追い切りで、3頭の真ん中に入るプレッシャーの掛かる展開の中しっかり追われて負荷を掛けられると、最後は4F53.5-12.5のタイムで半馬身ほど先着を果たしました。骨折明けで約8か月ぶりの実践ということもあってまだ多少重め残りな印象は否めませんが追われてからの反応は確実に良化しており、一追い毎に徐々に上向いているのは間違いないと思います。

 

・7枠12番 ガンコ (藤岡佑 56kg)

栗東坂路にて藤岡佑騎手が騎乗して単走での最終追い切りで、非常に重たくなった馬場状態の中馬体がブレることなくまっすぐ伸びてきてラストは4F54.2-12.5のタイムでのフィニッシュでした。それほど強めに追った訳ではありませんが、それでも不良馬場の中このタイムを出したのは調子のいい証拠と言えそうで、上り馬らしく好調を維持したままレースを迎えることができそうですね。

 

・8枠14番 キセキ (ルメール 57kg)

雨による馬場悪化の影響を考慮して栗東Cウッドからダートポリウッドコースに変更して単走での最終追い切りで、終始馬なりの手応えながら馬自身が徐々に加速すると最後は83.3-11.5と素軽さを感じさせる動きでのフィニッシュでした。体全体を使った活気あふれる動きを披露しており、海外遠征惨敗後の1戦となりますが前走のダメージはそれほどなさそうだけに期待していいのではないでしょうか。

 

《日経賞2018 追い切り後展望》

 

月曜日から降り続いている雨の影響で全体的に普段より3秒近くタイムが掛かっている印象の馬場状態の中でノメる馬も多く見受けられましたが、その中で馬場を全く苦にせず走っていたトーセンバジルガンコの調教に好印象を受けました。特にトーセンバジル併走相手に並びかけてから抜け出すときの鋭い動きが非常に目を引き、これまでの課題であった『瞬発力』が身に付いてきているのは今後のGⅠ戦線に向かうことを考えても大きいのではないでしょうか。ガンコ不良馬場を全く苦にせず真一文字に伸びた内容は充実期にあることを感じさせ、共に重賞初制覇を飾るには十分な状態に仕上がったと見ていいと思います。

 

《日経賞2018 最終予想オッズ》

 

①人気 キセキ        2.7倍

②人気 トーセンバジル    3.7倍

③人気 ゼーヴィント     5.5倍

④人気 ロードヴァンドール  6.1倍

⑤人気 ガンコ        6.8倍

⑥人気 サクラアンプルール  9.1倍

⑦人気 ソールインパクト   18.3倍

⑧人気 チェスナットコート  39.7倍

⑨人気 ノーブルマーズ    57.1倍

⑩人気 ショウナンバッハ   98.6倍

 

《日経賞2018 展開予想》

 

今回も逃げるのは横山典騎手のロードヴァンドールで間違いないでしょう。前走広い京都コースの2400mを逃げて直線もう一伸びした内容から100mの延長はほとんど心配しなくてもよさそうで、むしろコーナーを6回回ることで息を入れやすい点を考えると展開面での恩恵も一番大きいのは同馬でしょう。コンビを組んで3戦目でさらに成熟した『横山典マジック』に期待ですね。そこから少し離れた先行集団で前を追走するのはゼーヴィント、ガンコ、ソールインパクト、ノーブルマーズといったところでしょうか。個人的には中団待機と予想してますが、ペースがスローになればトーセンバジルも積極的に前目のポジションを取りに来るかもしれません。前走の日経新春杯で逃げるロードヴァンドールを番手でピッタリマークしていたガンコは今回も間違いなく前々でプレッシャーを掛けてきそうなだけに、他の先行馬がそれを見て控えるようであれば2頭で大逃げの形になる可能性も十分ありそうな気がします。特に上位人気を集める可能性が高く、自らは長期休み明けのゼーヴィントにとっては前残りを意識しつつ後続も意識しなければならない難しいレース運びになりそうですね。そして中団から後方で差し切りを狙うのはキセキ、サクラアンプルール、ショウナンバッハ、チェスナットコートといった面々になりそうです。おそらく1番人気に支持される可能性が高いキセキ海外遠征大敗後に加えて次走の天皇賞・春を見据えた仕上げなのは間違いなく、さらに今回騎乗するルメール騎手と初コンビであることからもここは目一杯のレースにはならないかもしれませんね。さらに有馬記念で不利を受けたことから距離に関して未知数な面があるサクラアンプルールですが、少なくとも前走よりペースが緩みそうな今回は巻き返しを期待してもいいかもしれません。

とにかく今回の日経賞のペースを握っているのは横山典騎手であるのは間違いなく、もしこの流れを壊して動くとすれば日本人騎手にない積極性を持つルメール・M.デムーロの両騎手である可能性が高そうだけに、この3頭(ロードヴァンドール、キセキ、トーセンバジル)の馬券は必ず押さえておきたいところですね。

 

《日経賞2018 最終1着予想》

 

トーセンバジル(牡6)

前走:香港ヴァーズ(香GⅠ)4人気3着

父:ハービンジャー

母父:フジキセキ

最終的な本命馬はキセキか同馬のどちらかだと思いましたが、このレースまでの順調度と疲労残りの差、そして純粋に前走のレース内容を評価して同馬を本命にしたいと思います。昨年の阪神大賞典でサトノダイヤモンドシュヴァルグラン相手の3着と好走したことから能力は既に証明済みで、明らかに距離が長かった天皇賞・春と7着ながら勝ち馬から0.2差の新潟記念を除けば安定した成績を残しており、前走の香港ヴァーズで最後は勝ち馬に突き放されたものの自ら勝ちに行って3着に残ったレース内容は自力の強化を感じさせるものでした。今回キセキと比べて1キロ軽い56キロで出走できるのは明らかに有利で、キセキの主戦であるM.デムーロ騎手が同馬を選択したのはそれだけ能力を感じている証拠と言っていいのではないでしょうか。ハービンジャー産駒だけに間違いなく上がりの掛かる中山2500mは適性的にも向いている可能性が高く、非常に好走率の高い藤原厩舎×M.デムーロ騎手のタッグの勢いにも期待してここで重賞初制覇を飾ってほしい1頭です。

 

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