【毎日杯2018】予想オッズ/レース展望/出走予定馬分析/1着予想/その名のごとくダノンプレミアム1強となりつつある牡馬クラシック戦線において『隕石』を打ち込むのはアノ馬!?

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2018年3月24日(土) 阪神競馬11レース

第65回 毎日杯(GⅢ) 阪神1800芝m

 

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《毎日杯2018 レース展望》

 

06年までは阪神2000mで行われており、96年タイキフォーチュンや01年クロフネ、そして04年のキングカメハメハがこのレースの勝利から次走NHKマイルカップを勝利し、07年に距離が1800mに短縮されてからも08年ディープスカイと10年ダノンシャンティが連勝で勝利したように、かつてはNHKマイルカップを目指す有力馬にとってのステップレース的意味合いが強いレースでしたが、13年キズナがここから重賞3連勝で日本ダービーを勝利し、昨年勝ち馬のアルアインも次走皐月賞をレコードタイムで勝利したことから近年はクラシックに向けての『最終トライアル』的な意味合いも強くなっていることから、注目度が高くなってきている印象です。また、勝ち馬以外からも12年3着スピルバーグは後に天皇賞・秋を勝利し、昨年3着キセキは同年秋に菊花賞を制していることからも、能力がストレートに表れやすいコース形態だけにこのレースで『光る素質』を見せていたような馬は長期的な視点で注目しておく必要があるかもしれませんね。当然ながら年によってレベル差にバラつきはありますが、近年は特にそういった傾向が強いだけに各馬の走りはしっかり見ておきたいところです。

今年は2戦2勝のブラストワンピースギベオンインディチャンプといった無敗馬3頭に加えて前走500万特別を勝利しているユーキャンスマイルシャルドネゴールド、そして重賞連対実績のあるファストアプローチに前走若駒ステークス2、3着馬のマイハートビートテイエムディラン例年以上の素質馬が揃った印象で、ダノンプレミアムが一歩抜けた印象の強い牡馬クラシック戦線ですがこのレースの中にその図式を覆す馬が潜んでいる可能性があるかもしれないだけに要注目のレースとなりそうですね

 

《毎日杯2018 予想オッズ》

 

①人気 ブラストワンピース  3.1倍

②人気 ギベオン       4.5倍

③人気 インディチャンプ   5.9倍

④人気 ファストアプローチ  6.2倍

⑤人気 ユーキャンスマイル  8.1倍

⑥人気 シャルドネゴールド  9.5倍

⑦人気 マイハートビート   16.9倍

⑧人気 ノストラダムス    25.2倍

⑨人気 アルムフォルツァ   41.4倍

⑩人気 テイエムディラン   69.5倍

 

《毎日杯2018 出走予定馬分析》

 

① ブラストワンピース(牡3)

騎手:池添 調教師:大竹(美浦)

主な勝鞍:ゆりかもめ賞(500万)

後に7着馬までが次走以降の未勝利戦を勝ちあがり、3着バールドバイが先週のスプリングステークスで3着馬からハナ差4着に健闘したレベルの高い新馬戦を先行抜け出しの競馬で完勝し、迎えた前走のゆりかもめ賞では1番人気こそ京成杯3着イェッツトに譲ったものの2番人気に支持され、かなりパワーが求められた稍重馬場に加えて一気の600m距離延長と決して楽ではない条件の中、後方待機から直線馬場の真ん中に出されるとそこから非常に長い末脚を使って抜け出すとそのまま後続を置き去りにする4馬身差圧勝で連勝を飾りました。今回距離短縮となりますがデビュー戦では1800mで勝利しており距離は全く問題ないでしょう。正直スタミナ面に関してはメンバー中断トツの存在と言ってもよさそうで、初コースとなりますがタフな流れになりやすい阪神コースも向いていそうな印象です。初めての長距離輸送が不安要素ではありますが、ここで無傷の3連勝を行かざるようであればダービーに向けても最大の惑星となりそうだけに要注目の存在ですね。

 

② ユーキャンスマイル(牡3)

騎手:武豊 調教師:友道(栗東)

主な勝鞍:つばき賞(G)

2歳時の新馬~未勝利戦は共に2着と取りこぼしたものの、年明け初戦となった2200mの未勝利戦を直線かなり激しくササる面を見せながらゴール前は流す余裕を見せながら完勝すると、前走のつばき賞ではこの時期の500万条件戦としては淀みない流れの中を中団馬群の外々を手応え十分に追走し、直線再び口向きの悪さを見せて武豊騎手が矯正しながらの追い出しとなりましたが、外から2着馬が半馬身差まで迫るもそこからそれ以上差を詰めさせることなく押し切る完勝で未勝利戦に続く連勝を飾りました。気性的にまだかなり幼く直線の口向きの悪さは大きなマイナスポイントと言えそうですが、その反面追ってからの反応の良さや加速力は鋭いものがあり今後の伸びしろということを考えればかなり期待してもいいのではないでしょうか。これまでの4戦で速い流れも遅い流れも経験しているのは非常に有利で、明らかに馬質が劣りながらルメール・M.デムーロの外国人騎手を除く日本人騎手の中ではリーディング最上位(3位)と好調を維持している武豊騎手が騎乗するのも魅力です。その対応力の高さを活かしての3連勝も十分期待できそうな1頭ですね。

 

③ ギベオン(牡3)

騎手:バルジュー 調教師:藤原(栗東)

主な勝鞍:フリージア賞(500万)

デビュー戦では互角のスタートからC.デムーロ騎手が気合を付けると二の脚速く2番手に付け、直線早め先頭に立つも後続馬を十分に待ってから追い出してそのまま押し切る理想的な競馬で完勝し、前走のフリージア賞では一転やや立ち遅れ気味のスタートから中団に控える競馬となりましたが、道中全く折り合いを欠くことなく手応え十分に直線を向いて残り400mで外に出されると反応よく前との差を詰め、残り100mを切って先頭に立つ余力十分の内容で無傷の2連勝を飾りました。前走の2着のマイネルファンロンが先週のスプリングステークスで3着に好走したことからも同馬が重賞級の能力の持ち主であることが間接的に証明されたのではないでしょうか。デビューから2戦で全く内容の異なる競馬ながら楽に勝利したレースセンスの高さはこの時期の3歳馬にとっては大きな武器で、ディープインパクト産駒らしい一瞬の加速力と切れる末脚が最大に生きる阪神外回りの1800mは同馬にとってベストの条件と言ってもいいと思います。今回の舞台で勝利しているのも好材料で、スムーズな競馬ができればまず大崩れなく好勝負できる存在ではないでしょうか。

 

④ ファストアプローチ(牡3)

騎手: 調教師:藤沢和(美浦)

主な勝鞍:札幌2歳ステークス(GⅢ)2着

芙蓉ステークス(OP)2着

2歳時には札幌2歳ステークスで阪神ジュベナイルフィリーズ1人気ロックディスタウン(9着)、若葉ステークス2着ダブルシャープ相手に2着し、続く芙蓉ステークスでもGⅠホープフルステークスと弥生賞で4着と世代上位の能力の持ち主であるサンリヴァルの2着するなど早くからその能力が重賞クラスであることを証明しました。近2走は1600mで馬券圏外となっていますが、朝日杯フューチュリティステークスでは現3歳牡馬のトップに君臨するダノンプレミアムを積極的に負かしに行く競馬での6着、前走のシンザン記念ではスタートで出遅れて後方からの競馬となったのが災いして4着と明確な敗因があり、大きく評価を落とす必要はないと思います。大型馬で長くいい脚を使うタイプだけに前走から距離が延びるのは大歓迎で、近2走で長距離輸送を経験しているのも他の関東馬と比べれば有利ではないでしょうか。既に重賞での好走があるように実績面ではメンバー中最上位の存在と言えそうで、近走の凡走で人気が落ちるようであれば馬券的にも美味しい存在となりそうな1頭ですね。

 

《レース展望から見る今年の毎日杯を勝つのはこの馬!!》

 

ギベオン(牡3)

前走:フリージア賞(500万)1人気1着

父:ディープインパクト

母父:Ghostzapper

これまでのデビュー2連勝はどちらも少頭数ではありましたが、それでも初戦は先行抜け出しの正攻法で完勝、そして前走は出遅れたものの直線余裕をもっての差し切りと全く内容の違うレースでも全く動じることなく対応したレースセンスと絶対能力の高さは同世代の中でも間違いなく上位のものがあると思います。500キロを超える大型馬ながら2戦連続33秒台の末脚を使っているようにディープインパクト産駒らしい『軽さ』も持ち合わせており、直線での瞬発力勝負となりやすい同レースの性質にも向いているのは間違いないでしょう。現時点(3/19)で今年の調教師リーディング争いで2位角居厩舎に8勝差をつける独走態勢を築いており、その勝率は驚異の32.4%を叩き出している藤原厩舎所属であるのも心強く、前走日本ダービーを見据えて東京遠征を行ったことからもここをアッサリ通過して大舞台に進んでほしい期待を込めての本命にしたいと思います。

 

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