【小倉記念2018予想/追い切り後分析】『池江厩舎三本の矢』の中でも実績・能力共に最上位であることを灼熱の小倉で証明するのはアノ馬!?

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2018年8月5日(日)

小倉競馬11レース

第54回 小倉記念(GⅢ)

小倉芝2000m

 

《小倉記念2018/追い切り後展望》

 

比較的早い時間帯の追い切り時間でも30度近い中で行われた小倉記念の最終追い切りですが、その中でも暑さに負けない動きで好調キープを感じさせたのがマイネルサージュでした。美浦ウッドにて僚馬と2頭併せ馬での最終追い切りで、最後まで鞍上の手が動かず終始楽な感じの手応えでしたが負荷自体はしっかり掛けられた内容で、ラストは4F54.1-12.5のタイムでゴール前はほとんど併入に持ち込んでのフィニッシュでした。最後まで馬なりだったにもかかわらずスピード感を感じさせる動きを見せたのは好印象で、同時に疲れを残さないように細心の注意を払われた併せ馬だったのも陣営の本気度が感じられました。少なくとも近2走好走しているのと同じだけの状態にあるのは間違いなさそうで、充実期にあると見てよさそうですね。もう1頭挙げるのであれば今回上位人気が確実なサトノクロニクル相手に素晴らしい動きを見せたマウントゴールドです。栗東Cウッドにて僚馬のサトノクロニクルを含めた3頭併せ馬での最終追い切りで、直線に入って最内に入る形になりましたが強めに追われて気合を付けられると馬体が沈んでグッと加速し、最後は6F82.5-11.6と切れ味鋭い走りでサトノクロニクル相手に半馬身近く先着を果たしました。追われてからのスムーズな加速力は体調の良さを証明するもので、実際にサトノクロニクルに先着している事実からも『格より調子』という格言を重視するのであれば池江厩舎勢の中では同馬を高評価しておくのが賢明かもしれませんね。逆に個人的に狙う予定だったものの調教の動きから評価を下げざるを得ないのがキョウヘイです。栗東坂路にて単走での最終追い切りで、終始馬なりでの微調整といった内容での動きの中で最後は4F55.2-12.9のタイムでのフィニッシュでした。元々頭の高い面がある馬ではありますが今回は推進力が上に逃げてしまっているのが目に見て分かるくらいの動きで、集中力を欠いているのは明らかでした。タイム面は馬なりだったためそれほど気にしなくてもよさそうですが、暑さによってムラな面が出てきている可能性も否定できないため中途半端に穴人気するようであれば思い切って消してみるのもアリかもしれませんね。

 

《小倉記念2018/最終予想オッズ》

 

①人気 トリオンフ      2.7倍

②人気 サトノクロニクル   3.2倍

③人気 サンマルティン    5.6倍

④人気 ストロングタイタン  5.9倍

⑤人気 マイネルサージュ   14.6倍

 

《小倉記念2018/展開予想》

 

少頭数にも関わらず後方から競馬をするタイプの馬が多く明確な逃げ馬が見当たらないためどの馬がハナを切るか非常に読みづらいメンバー構成ではありますが、過去に逃げたことがあることを考えるとマウントゴールドの浜中騎手辺りが思い切って先手を奪う可能性が高いでしょうか。また、スタート次第では元々先行力のあるトリオンフがハナを奪って逃げる展開も場合によってはありそうで、先行する競馬をさせたら定評のある武豊騎手が騎乗予定だけに意外と新しい面を引き出すような乗り方をしてくる可能性があることは頭の片隅には入れておきたいところですね。どちらにしても全体的にかなりのスローペースになる可能性が高いのは間違いないと思います。比較的前々で競馬をするのは上記2頭に加えてストロングタイタン、サトノクロニクル、キョウヘイといったところでしょうか。昨年速い流れに巻き込まれるような形で1番人気ながら8着と人気を裏切ったストロングタイタンにとってはスローペースが濃厚な今年のメンバー構成はプラスに働きそうで、鳴尾記念を1.57.2のレコードタイムで勝利していることから時計の速い決着になっても十分対応できそうですね。サトノクロニクル前走3200mから一気の距離短縮で追走面に不安が残るのも事実ですが、昨年のチャレンジカップを3番手追走から勝利しているように元々先行力のあるタイプでそこまで速い流れになりそうにないのも同馬にとっては有利と言っていいかもしれません。そして中団から後方で早めの仕掛けを考えているのがサンマルティン、マイネルサージュ、メドウラーク、キンショーユキヒメ、レイホーロマンス、ストーンウェアといった面々になりそうです。前走の七夕賞ではかなりの消耗戦で1、2着に好走したメドウラーク、マイネルサージュにとっては今回真逆の適性のレースになりそうなだけに少しでもペースが流れるのを期待したいところでしょうが、果たしてどうでしょうか。逆に近走淀みない流れのレースで凡走が続いていますが、これまでに緩い流れの重賞で好走歴のあるキンショーユキヒメレイホーロマンスにとっては今回適性的にプラスに変わるのは間違いなく、いい感じに人気も落ちそうなだけに穴馬として激走を期待するのは悪くないかもしれませんね。

 

《最終予想》

 

この馬 ⇒ 

紹介文冒頭「」にて公開中!

(21位くらい)

 

展開面とこれまでのローテーションを含めて考えた結果、最終的に一番勝利する可能性の高いのはやはりこの馬ではないでしょうか。先週こそ雨が降ってそれほど暑さを感じなかった小倉ですが、基本的に晴れると32~34℃くらいまで気温が上昇する灼熱の競馬場でレースが行われる可能性が高いため、今回休み明けで少しでもフレッシュな状態でレースを迎えることができるのは使い詰めで来ている馬が多いメンバー構成の中でも確実にプラスに働くと思います。また、これまでどちらかと言えば『裏路線』とも言えるGⅢ戦を中心に使ってきた馬が多い中で昨年秋以降常に王道路線を歩んできた同馬にとってはこれまで戦ってきた相手が非常に強かったのもまた事実で、レインボーラインクリンチャーといった現役でもトップクラスの相手に互角以上のレースを見せてきた能力がメンバー中最上位であるのも間違いないと思います。これまで2000m以上のレースを中心に使われてきていますが元々1800~2200mで【3・3・1・1】の成績が示すように中距離適性が高いのも既に証明済みで、相変わらず重賞レースにおいては抜群の勝負強さを発揮するM.デムーロ騎手を配してきたことからも陣営の勝負気配が強く感じられ、この舞台であれば貫録の勝利を見せてくれると信じて本命にしたいと思います。