【金鯱賞2018】追い切り後見解/枠順確定後見解/展開予想/最終1着予想/水を得た魚のごとくスムーズに走れる『左回り』でライバルに引導を渡すのはアノ馬!?

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2018年3月11日(日) 中京競馬11レース

第54回 金鯱賞(GⅡ) 中京芝2000m

 

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《金鯱賞2018 追い切り後見解》

 

・1枠1番 ヤマカツエース (池袋 57kg)

栗東Cウッドを単走での最終追い切りで、直線に入ってゴール前びっしり追われるとしっかり反応して加速し、最後は6F81.0-11.9のタイムでのフィニッシュでした。ゴールを過ぎても脚色が衰えなかったように調教で素晴らしい動きを見せるのは相変わらずで、少なくとも前走に比べて悪くなっている部分は全くないと見ていいでしょう。コース適性の高さも含めて十分巻き返せるだけの状態にあると思います。

 

・2枠2番 メートルダール (福永 56kg)

美浦ウッドにて僚馬を大きく先行させての2頭併せ馬での最終追い切りで、直線手前から強めに追われて仕掛けられると一気に前との差を詰めて交わし去り、最後は6F83.7-13.3のタイムで5馬身の大差先着を果たしました。前走から間隔は開きましたが調教の動きを見る限りではいきなりでも十分動けそうな印象で、今回初めて当たるGⅠ級の相手との能力差さえ克服できれば好勝負の可能性は十分ありそうですね。

 

・3枠3番 ブレスジャーニー (三浦 56kg)

栗東Cウッドにて三浦騎手が騎乗して2頭併せ馬での最終追い切りで、3馬身近く先行させた併走相手に対して直線に入ってすぐ並びかけると残り200mを切った辺りで一気に抜け出し、最後は6F80.6-12.1のタイムで半馬身から1馬身近く先着を果たしました。全体時計も問題なく追われてからの反応も鋭いものがあったことから状態が上向きで来ているのは間違いなく、得意の左回りで巻き返しが期待できそうな1頭です。

 

・5枠5番 サトノダイヤモンド (ルメール 57kg)

栗東Cウッドにてルメール騎手が騎乗して僚馬のオープン馬ベルーフとの2頭併せ馬での最終追い切りで、前半余裕をもってゆっくり入り直線に入って仕掛けられるとスピード感ある走りで相手を交わし、最後は6F84.1-11.9のタイムで2馬身先着を果たしました。ただ、中間で調教師が懸念しているように素人目に見ても以前のいい頃と比べて迫力といった面で明らかに足りない印象で、海外遠征で大敗した精神的ダメージの大きさを考えると確実に人気するここでは地力に期待と言わざるを得ない印象です。

 

・8枠9番 スワーヴリチャード (M.デムーロ 57kg)

M.デムーロ騎手が騎乗して栗東Cウッドを単走での最終追い切りで、1週前に好時計を出していることもあって終始馬なりでの軽めの調整内容ではありましたが、最後は6F84.7-12.5のタイムでまとめてのフィニッシュでした。頭が高い面は相変わらですが全体的に気持ちよさそうな動きが目立ち、抜群の安定感を誇る左回りコースであれば十分好走が期待できる状態にあると思います。

 

《金鯱賞2018 追い切り後展望》

 

多くの人が今回一番調教で気にしているのがサトノダイヤモンドの『精神面』に関しての状態だと思いますが、あくまで個人的に受けた印象では特に悪い面というのは見当たりませんでした。ただ、いい意味で気性面で大人になった半面動きが大人しすぎる面がどうしても気になり、それが闘争心の欠如といった形で表れているのかもしれません。よほど大きな不利さえなければ3着以内には好走すると思いますが、もしレース本番でも淡白な面が見えるようであれば復活までの道のりはかなり険しいものになりそうですね。あと他の馬の動きで目に付いたのはブレスジャーニー一瞬の加速力の鋭さで、元々2歳時はスワーヴリチャードを差し切って勝利した実績を持つ同馬だけに、もしその瞬発力が最大限発揮されるようであればここで復活の勝利を挙げる可能性も十分考えられると思います。

 

《金鯱賞2018 最終予想オッズ》

 

①人気 スワーヴリチャード  1.8倍

②人気 サトノダイヤモンド  3.5倍

③人気 ヤマカツエース    5.2倍

④人気 メートルダール    7.6倍

⑤人気 ブレスジャーニー   9.1倍

⑥人気 デニムアンドルビー  34.8倍

⑦人気 ダッシングブレイズ  37.8倍

⑧人気 サトノノブレス    58.8倍

⑨人気 アクションスター   1469.5倍

 

《金鯱賞2018 展開予想》

 

今回のメンバーの中に明確な逃げ馬がいないことに加えてスワーヴリチャードサトノダイヤモンドの2頭が次走を見据えて後方からのレースをしてくるのは間違いないだけに、全体のペースはスローで瞬発力勝負になるのは間違いないでしょう。ただ中京コースは坂を上った後も200m近く直線が待ち構えるため、『一瞬の切れ』に加えて『持続的な末脚』も高いレベルで同時に求められそうですね。どの馬が逃げるのかは正直予想できませんが、先行する可能性が高いのは前走の有馬記念で積極的に先行する競馬を見せたヤマカツエースに加えてサトノノブレス、ダッシングブレイズ、タイセイサミットといったところでしょうか。ただ、ヤマカツエース自身も昨年は中団からの競馬で結果を残しており、ハナに立ってしまうと間違いなく目標にされる不利があることからおそらく最悪でも番手に控えそうで、おそらく人気薄の馬のどれかが押し出されて逃げる形になる可能性が高そうですね。中団から前の様子を窺うのはスワーヴリチャードサトノダイヤモンドの人気2頭に加えてメートルダール、ブレスジャーニー、デニムアンドルビー辺りだと思います。この5頭の中では『瞬発力タイプ』サトノダイヤモンド、ブレスジャーニー、デニムアンドルビーに対して、『持続力タイプ』スワーヴリチャード、メートルダールと完全にタイプが分かれており、その中でも道中ペースに応じて積極的に動いてくる傾向が強いM.デムーロ騎手のスワーヴリチャードがどのタイミングで動き出すかが全体のペースに大きな影響を与えるのは間違いないと思います。今回の金鯱賞は『GⅠ実績上位馬2頭(スワーヴリチャード、サトノダイヤモンド) vs GⅡ・GⅢ好走組』といった図式になっていますが、人気馬がそれぞれ不安要素を抱えているのも事実だけに、上位2頭に人気が集中するあまり実績に対してオッズが付きすぎている馬』の単勝馬券は必ず押さえておきたいところですね。

 

《金鯱賞2018 最終1着予想》

 

スワーヴリチャード(牡4)

前走:有馬記念(GⅠ)2人気4着

父:ハーツクライ

母父:Unbridred’s Song

前走の有馬記念ではやや出遅れ気味のスタートに加えて外枠スタートもあって後方からのレースを余儀なくされ、4コーナーからマクリ気味に仕掛けて上がっていったものの直線を向いて内にヨレる形で斜行してしまい、シュヴァルグランサクラアンプルールなどの進路を妨害しての4着と後味の悪さを残す形となってしまいました。ただ、3歳馬ながら苦手とする右回りに加えて外枠不利の中山2500mにおいて2着と同タイムの4着まで押し上げたのは高い能力の証明と言ってもいいかもしれませんね。直線どうしても内に刺さってしまう右回りコースに対して東京コースでの実績からも左回りコースの方が圧倒的に向いているのは間違いなく、初コースとなる中京コースも十分対応可能だと思います。瞬間的な加速力といった面ではサトノダイヤモンドに劣るものの、その分長くいい脚が使えるのは今回の舞台においては明らかに有利と言ってもよさそうで、春のパートナーをGⅠ菊花賞を制したキセキではなくGⅠ未勝利の同馬を選んだM.デムーロ騎手の選馬眼にも期待して、正攻法の競馬での押し切りを見せてほしいと思います。

 

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