【大阪杯2018】過去データから見る1着予想/キタサンブラックの最大のライバルであった姿を取り戻し、再びダイヤモンドの如き輝きを取り戻すアノ『最強馬』の復活に注目!?

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2018年4月1日(日) 阪神競馬11レース

第62回 大阪杯(GⅠ) 阪神芝2000m

 

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先週の毎日杯や六甲ステークスを見て感じましたが、今の阪神芝コースは強い馬が先行してしまうと簡単には止まらない『先行有利』の傾向が内回りだけでなく外回りでも続いている印象です。大阪杯においても理想としては昨年のキタサンブラックが見せたような先行して早め先頭からの押し切る競馬をできる馬が好走するのは間違いなく、よほど馬場が悪くならない限りは先行馬を高評価しておきたいところですね。

 

《過去の大阪杯好走馬 チェックポイント》

 

① 次走以降を見据えた馬よりここを目標にしてきた馬の方を高評価!

結果として昨年の勝ち馬キタサンブラックはメンバーの中でも1枚も2枚も地力が抜けていた感じがしましたが、GⅠ馬で実績上位である2人気マカヒキが4着、3人気サトノクラウンが6着に敗退し、GⅠ未勝利である7人気ステファノスが2着、4人気ヤマカツエースが3着と好走したのは大きな注目ポイントと言えるでしょう。ここで注目しておくべき点は前者で挙げた2頭と後者で挙げた2頭との『ローテーションの違い』で、マカヒキサトノクラウンが大阪杯まで中6週で2200mの京都記念を使っていたのに対して、ステファノスヤマカツエースの2頭は中2週で大阪杯と同じ距離2000mの金鯱賞をステップとして使っており、この臨戦過程からもどちらが大阪杯に向けての本気度が高いかは明らかでしょう。古馬王道路線はこの後天皇賞・春と宝塚記念が控えており、既にGⅠを勝利している馬に関してはそこまで見据えた仕上げになるため大阪杯でも100%に仕上げる訳にいかないのは理解できますが、そういった意識がレベルの高いGⅠにおいては時として弱点となってしまう面があるのかもしれませんね。GⅠ昇格となって今年がまだ2年目となるため今後傾向が変わっていく可能性はありますが、今年も同じような結果が出るようであれば今後も参考になりそうなデータと言ってもいいかもしれませんね。

今年の出走予定馬の中で中2週の金鯱賞から大阪杯に臨むのはスワーヴリチャード、サトノノブレス、サトノダイヤモンド、ヤマカツエース、メートルダールの5頭で、中3週の中山記念からはウインブライト、マルターズアポジー、ペルシアンナイトの3頭が参戦予定です。これらの馬はおそらく春は大阪杯が大目標になる可能性が高そうだけに要注目の存在ですが、逆にここが今年初戦となるシュヴァルグランスマートレイアー今回評価を落とさざるを得なく、さらに前走から余裕を持ったローテーションである京都記念組のアルアインやアメリカジョッキークラブカップ組のダンビュライトミッキースワローといった面々にとってはどれだけしっかり仕上げてくるかが好走へのカギとなりそうな気がします。

 

② 金鯱賞組は『連対馬か上位人気に推された馬』のみ注目しておけばOK!

大阪杯がGⅠに昇格したと同時に開催時期が12月から3月に移行し、正式に『ステップレース』としての地位を確立した感のある金鯱賞ですが、それを証明するように2着ステファノスと3着ヤマカツエース2頭が馬券圏内に好走したのは今後に向けて注目すべきポイントと言えるでしょう。その2着ステファノスは金鯱賞で6着と凡走したもののそれまでの実績から3番人気に支持されており、3着ヤマカツエースは1番人気で1着と好走していたことからも、大阪杯における金鯱賞組の取捨選択は『金鯱賞で上位人気(1~3人気)』に推されているか、もしくは金鯱賞で連対』しているどちらかの実績が必須になると言えるでしょう。さらにこの2頭は『近2走以内にメンバー中3位以内の上がりタイム』を使っていた実績があったことからも、能力・実績に加えて数字の上でも末脚の実績がある馬に関しては人気がなくても高評価しておくべき存在と言い切っていいと思います。

今年の金鯱賞は1着スワーヴリチャード(1人気)、2着サトノノブレス(8人気)、3着サトノダイヤモンド(2人気)、4着ヤマカツエース(3人気)という結果となりましたが、上記の傾向に当てはめると今年の大阪杯ではこの4頭だけ注目していけばいいと言っていいのではないでしょうか。

 

③ 好走率の高いディープインパクト産駒は『母系の血統』に注目

GⅡ時代も含めてディープインパクト産駒は大阪杯における好走率が非常に高く、14~17年は必ず1頭が馬券圏内に好走しており、14年キズナ、15年ラキシス、16年アンビシャスと3連覇していることに加えて16年4人気3着ショウナンパンドラ、17年7人気2着ステファノス上位人気以外でも好走馬を輩出しているのは特筆すべきポイントと言えるでしょう。ただ、基本的にディープインパクト産駒は上位人気に推されやすい傾向があり、全ての産駒を買っていては収支的にプラスにするのは難しいのもまた事実と言えるでしょう。そこで注目すべきポイントがディープインパクト産駒の『母系の血統』で、大阪杯で馬券圏内に好走しているのは『母父が米国型ノーザンダンサー系』がほとんどで、14年1着、15年2着のキズナと15年1着のラキシスは共に母父Storm Catで、16年3着ショウナンパンドラ母父フレンチデピュティ、そして17年2着ステファノス母父クロフネと全てが米国産のノーザンダンサー系種牡馬となっており、直線急坂が待ち構える小回りの2000mでタフな流れになりやすい流れが持久力に優れる米国型ノーザンダンサーの血統にピッタリと言えるのかもしれませんね。

今年出走予定のディープインパクト産駒はサトノダイヤモンド、アルアイン、スマートレイアー、サトノノブレスの4頭ですが、今回の4頭は全て母父がノーザンダンサー系ではないため血統面からは強調しづらい面があるのは否めないでしょう。ただ、アルアインに関してはノーザンダンサー系ではないものの母父が米国産ドバイマジェスティであることから、他の3頭よりは上位に評価してもいいかもしれませんね。

 

《過去データから見る今年の大阪杯を勝つのはこの馬!!》

 

🐎サトノダイヤモンド

前走の金鯱賞ではいかにも海外遠征帰りといった印象で3~4コーナーの反応が鈍く、直線もなかなかエンジンが掛かりませんでしたが、残り200mから見せた鋭い末脚は欧州遠征の大敗の影響でも闘争心が折れていないのを感じたのと同時に改めて同馬の総合能力の高さを感じさせる内容でした。少なくとも国内においては3着以内を外してないようにキタサンブラックが引退した今能力・実績共にシュヴァルグランと並んで最上位の存在であるのは間違いなく、大阪杯に向けて金鯱賞を使うことができたこと自体が非常にプラスに働くのも間違いないと思います。今回は主戦のルメール騎手がドバイ遠征のため初騎乗となる戸崎騎手に乗り替わりますが、有馬記念で見せたような機動力に加えて道中全く折り合いを欠くことのない気性面の素直さもあることから全く問題ないでしょう。昨年が不本意なシーズンに終わったため陣営も今年に賭ける想いはかなり強いものがありそうで、本来の姿を取り戻すことができれば圧勝まである存在だと思います。

 

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