2018年3月31日(土) 中山競馬11レース
第50回 ダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)
中山芝1600m
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《ダービー卿チャレンジトロフィー2018 追い切り後見解》
・1枠2番 レッドアンシェル (戸崎 56.5kg)
栗東Cウッドにて僚馬と2頭併せ馬での最終追い切りで、最後まで手綱はほとんど動かないままの楽な手応えながら直線に入って並びかけると、最後は6F85.8-11.7のタイムで1馬身先着を果たしました。追われてからの加速力の速さは相変わらず非凡なものがあり、ラスト1Fも切れを感じさせる動きから前走から間隔は開きましたが引き続き好状態で出走できそうなのは間違いないでしょう。
・2枠4番 グレーターロンドン (田辺 56.5kg)
美浦ウッドにて濃霧で視界が極端に悪い中、田辺騎手が騎乗して僚馬と2頭併せ馬での最終追い切りで、映像ではほとんど動きが見えませんでしたがラストは僚馬を2馬身近く突き放してのフィニッシュのようでした。1週前追い切りで同じくウッドにて自己2番目の6F80.4の好タイムをマークしていることから状態が上向きであるのは確かだと思うので、目に見える結果(賞金加算)が欲しいここは悔いなくしっかり仕上がったと見ていいと思います。
・5枠9番 ヒーズインラブ (藤岡康 55kg)
栗東Cウッドにて単走での最終追い切りで、道中は終始馬なりで直線はしっかり追われるメリハリの利いた内容ながら非常に軽快な動きが目を引き、ラストは6F81.5-11.6の好タイムでのフィニッシュでした。個人的にやや頭が高い印象を受けましたが全体的なタイムとしてはかなり優秀と言ってよさそうで、重賞初挑戦となりますが恥ずかしくない状態で出走できそうですね。
・7枠13番 マルターズアポジー (柴田善 58kg)
美浦ウッドにて柴田善騎手が騎乗して単走での最終追い切りで、4コーナーでは大外を回る形になりながらも直線に入ってからは馬体がブレることなくまっすぐ伸びて、ラストは5F67.4-12.4のタイムでのフィニッシュでした。逃げ馬らしく自らハミを取って推進力ある動きを披露し、タイム面から調教するべきところはありませんが1週前にしっかり時計を出しているだけに問題なく、ここでも軽快な逃げを期待してもよさそうですね。
・7枠14番 ソルヴェイグ (三浦 55.5kg)
栗東Cウッドにて単走での最終追い切りで、1週前に一杯に追い切って猛時計を出していたこともあって終始馬なりでの微調整ではありましたが、それでも活気あふれる動きを見せており、ラストは4F53.8-12.6のタイムでのフィニッシュでした。本線は先週の高松宮記念であったことから、そこを除外になって1週延びた影響がどれくらいあるかが気になる点ではありましたが、動きを見る限りではほとんど影響はないと考えてもよさそうで後はハンデとの戦いになると思います。
《ダービー卿チャレンジトロフィー2018 追い切り後展望》
今週の美浦の最終追い切りは濃霧の影響で一部の馬の動き・調教タイムともに映像ではほとんど確認できなかったのはご了承いただきたいと思います。短距離馬が多いだけあって各馬気合の乗ったいい走りをする馬が多い中で、個人的に印象に残ったのがレッドアンシェルのON・OFFの切り替わりがしっかりと効いていた調教内容です。前走京都金杯での最終追い切りでも追われてから反応よく鋭い動きを見せていることからも、混戦で馬群が密集すればするほど同馬の瞬間的な加速力は大きな武器になりそうで、引き続き好調キープが間違いない今回の動きであれば間違いなく好勝負が可能ではないでしょうか。
《ダービー卿チャレンジトロフィー2018 最終予想オッズ》
①人気 グレーターロンドン 2.6倍
②人気 レッドアンシェル 3.3倍
③人気 マルターズアポジー 4.4倍
④人気 ヒーズインラブ 11.1倍
⑤人気 ソルヴェイグ 15.6倍
⑥人気 ゴールドサーベラス 17.6倍
⑦人気 キャンベルジュニア 19.2倍
⑧人気 アデイインザライフ 20.2倍
⑨人気 ミュゼエイリアン 25.2倍
⑩人気 ロジチャリス 35.6倍
《ダービー卿チャレンジトロフィー2018 展開予想》
ペースのカギを握るマルターズアポジーが大阪杯ではなくこちらに出走してきたことでペースが大きく変わってきそうな気がします。スタートと二の脚の速さは間違いなく同馬が断トツでそれに対して近走逃げて好成績を残しているミュゼエイリアンとテオドールがどこまで付いていくかが展開に大きな影響を与えそうですが、マルターズアポジー自身は昨年の京成杯オータムハンデで逃げた時の前半3F34.6前後くらいのミドルペースで逃げそうで、上記の2頭にとってはオーバーペースになる可能性が高いだけにマルターズアポジーが単騎で逃げるのはほぼ間違いないでしょう。それらの後ろで先行するのは昨年の1、2着馬ロジチャリス、キャンベルジュニアに加えてレッドアンシェル、マイネルアウラートといったところでしょうか。昨年のダービー卿チャレンジトロフィーは前半3Fが36.4のスローペースで行った行ったの前残り決着となりましたが、今年はそれよりも確実に速い流れで引っ張るマルターズアポジーがいるだけに昨年上位の2頭にとってはそのペースでも直線で脚を残しておけるかが好走への大きな課題になりそうです。逆に持久力勝負で直線の上がりタイムが掛かった方がよさそうなレッドアンシェルにとっては展開面での恩恵が大きそうですね。そして中団から後方で脚を溜めるのはグレーターロンドン、アデイインザライフ、ゴールドサーベラス、ダイワリベラル、クラリティスカイといったメンバーになりそうです。1800m以上でも好走実績があるグレーターロンドン、アデイインザライフ、クラリティスカイなどにとっては道中のペースが速くなってスタミナ勝負になるのは歓迎と言えそうで、この辺りは56.5~57キロと比較的重いハンデを背負わされていますが厳しいペースになればなるほど自力勝負になる可能性は高くなるだけに、ハンデで評価を下げるのはやめた方がいいのではないでしょうか。マルターズアポジー1頭の存在でおそらく昨年とは全く異質のレース展開になるのは確実で、それだけ展開に対して大きな影響を与える『個性的な逃げ馬』の存在は現代の競馬においては貴重な存在と言えるだけに、今後も引き続きマルターズアポジーが出走するレースには注目しておきたいところですね。
《追い切りから見る1着予想》
🐎グレーターロンドン
前走の東京新聞杯でこれまでの競馬とは一変して積極的に2番手から運んだのはペースを考えると決して間違いではなかったと思いますが、直線全くと言っていいほど伸びなかったことからも前に行ってしまうと持ち味である爆発的な末脚が使えないタイプであるのは間違いないでしょう。前走も含めて昨年の天皇賞・秋以降は不良馬場やスローでの取りこぼしなど能力面というよりは馬場状態や展開面で負けた印象が強く、良馬場でいつもの末脚を活かす競馬に徹すればまだまだ見限れない馬であるのは間違いないと思います。中山コースはこれまで4戦して複勝率100%と得意コースで、中山のマイル戦においても2戦2勝と負けなしであるのも好材料でしょう。今回乗り慣れた鞍上で中山コースだと水を得た魚のような活躍を見せる田辺騎手に戻るのも大きなプラスと言えそうで、昨年の安田記念で4着した実力をスムーズに発揮できさえすればアッサリの差し切りがあっても全く不思議ない能力の持ち主だと信じて本命にしたいと思います。
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