2018年3月25日(日) 中京競馬11レース
第48回 高松宮記念(GⅠ) 中京芝1200m
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《高松宮記念2018 追い切り後見解》
・1枠1番 セイウンコウセイ (松田 57kg)
美浦ウッドにて単走での最終追い切りで、4コーナーで外を回って直線一杯に仕掛けられると迫力ある力強い動きで最後は5F65.5-13.1のタイムでのフィニッシュでした。前走ハイペースでの逃げを打ったことに加えて最終追い切りでも一杯に追ったことで、馬自身が自らハミを取って加速したように気合がしっかり乗ってきた印象で、昨年同様前々で強気のレースができれば連覇を達成できるだけの仕上がり状態にあると思います。
・3枠6番 レッドファルクス (M.デムーロ 57kg)
美浦ウッドにて僚馬と2頭併せ馬での最終追い切りで、大きく先行する併走相手に対して4コーナーで大きく外を回る形になりながら残り1Fでゴーサインが出るとスムーズに反応して加速し、最後は5F66.4-13.1のタイムでキッチリ併入を果たしました。雨でかなり水分を含んだ重い状態のウッドコースでしたが馬体がブレることなく力強いフットワークは好印象で、最後までびっしり追って負荷を掛けた内容からもここを大目標に目一杯の仕上がり状態だと思います。
・4枠8番 レッツゴードンキ (岩田 55kg)
栗東坂路にて単走での最終追い切りで、多くの馬が脚を取られて左右にヨレるようなぬかるんだ馬場状態の中を終始馬なり鵜の手応えながら素軽い動きで駆け上がり、ゴール直前で軽く仕掛けられるとラストは4F53.2-12.8の好タイムでのフィニッシュでした。重たい馬場を全く苦にすることなく駆け上がってきた動きから馬場が悪くなっても全く問題なさそうで、香港遠征で大きく減った馬体を戻しながらの調整だった前走とは雲泥の差であることからも、十分勝ち負けできる状態に戻ったと見ていいと思います。
・5枠9番 ファインニードル (川田 57kg)
主戦の川田騎手が騎乗して栗東坂路を単走での最終追い切りで、雨によって重たくなった馬場を物ともせず力強い伸びを見せると最後は4F54.3-12.8のタイムでのフィニッシュでした。不良馬場であることを考えれば好時計と言えそうで、1週前Cウッドでビッシリ追われたことから前走余裕残しだった馬体も締まってきた印象を受け、間違いなく好状態でレースを迎えることができそうです。
・6枠11番 ダンスディレクター (武豊 57kg)
栗東坂路にて僚馬と2頭併せ馬での最終追い切りで、先行する相手を楽な手応えで捉えると終始楽な手応えながら4F54.6-12.8のタイムで楽に抜け出し、最後は2馬身突き放してのフィニッシュでした。1週前にしっかり追い切っており軽めの内容であることから時計面はこれで十分で、追われてからの反応の良さを見ても過去の休み明けと同じく十分動ける状態に仕上がったと見ていいと思います。
《高松宮記念2018 追い切り後展望》
今週末の中京の芝コースがかなり重たい馬場になりそうなことを考慮した上で、調教での注目馬はレッツゴードンキを挙げたいと思います。歴戦の古馬でも脚を取られるようなかなりパワーを要する不良馬場となった坂路コースにおいて、全くその影響を感じさせないような迫力満点の動きは6歳を迎えてさらに成長を感じさせるもので、間違いなくトップコンディションにあると思います。さらにセイウンコウセイの単走ながら最後まで気合を注入された力強い動きからも一時期のスランプからは完全に脱した印象を受け、昨年の覇者として堂々連覇を達成できるだけの状態にあると思うので、この2頭は要注目の存在ですね。
《高松宮記念2018 最終予想オッズ》
①人気 レッドファルクス 2.2倍
②人気 レッツゴードンキ 4.8倍
③人気 ファインニードル 4.9倍
④人気 ダンスディレクター 8.9倍
⑤人気 セイウンコウセイ 9.1倍
⑥人気 レーヌミノル 15.8倍
⑦人気 ダイアナヘイロー 28.2倍
⑧人気 シャイニングレイ 29.1倍
⑨人気 ナックビーナス 29.4倍
⑩人気 ブリザード 32.4倍
《高松宮記念2018 展開予想》
今回のメンバー構成であればテンの速さが一番なのはネロで間違いないと思います。前走のシルクロードステークスで騎乗したミナリク騎手が『過去に乗ってきた馬で最もスタートの速い馬』と評価したそのスピードと二の脚を武器に単騎で行くことができれば、これまでのレースが証明しているように簡単には止まらないのではないでしょうか。それを見ながら先行集団で追走するのはファインニードル、ダイアナヘイロー、レーヌミノル、セイウンコウセイ、ナックビーナス、ソルヴェイグといった面々になりそうな印象です。この中でもスタート・二の脚ともに速いダイアナヘイロー、レーヌミノル、ソルヴェイグの牝馬3頭が番手から早めに逃げるネロにプレッシャーを掛けに行く形になればその後ろから長くいい脚を使えるファインニードルとセイウンコウセイにとっては『持久力勝負』という理想的な流れになりそうで、特に馬場が渋るようなら昨年稍重で完勝したセイウンコウセイにとってはさらに追い風となりそうですね。先行集団の動きを見ながら中団から後方に控えるのはレッドファルクス、レッツゴードンキ、ダンスディレクター、キングハート、スノードラゴン、ビップライブリーといったところでしょうか。昨年の同レースやスプリンターズステークスでもそうだったようにペースに関わらず大外からの直線勝負に徹するレッドファルクスに対して、レッツゴードンキには馬群を捌いて内を突ける操縦性の高さ、ダンスディレクターにはペース次第で前に行くこともできる先行力といった武器があり、ハイペースになれば末脚の破壊力はレッドファルクスが最上位だとは思いますがペース次第で差し届かず2~3着の可能性も想定しておいた方がいいかもしれません。
基本的には能力がストレートに表れやすいコースだけに展開による有利・不利はそれほどないと思いますが、時として予想だにしない高速馬場に変貌することもある中京コースだけに土曜日から日曜日前半の芝コースの勝ちタイムは必ずチェックしておきたいところですね。
《高松宮記念2018 最終1着予想》
セイウンコウセイ(牡5)
前走:シルクロードステークス(GⅢ)5人気2着
父:アドマイヤムーン
母父:Capote
日曜日は好天に恵まれそうなこともあって馬場が乾いている可能性もありますが、今週半ばに降ったまとまった雨の影響と開催最終週で徐々に荒れ始めた馬場状態を考慮した上で同馬を本命にしたいと思います。前走のシルクロードステークスではまさに『肉を切らせて骨を断つ』といった厳しいペースの逃げを打ち、直線で早めにファインニードルに交わされたものの2着に粘る強い内容で一時期のスランプからの脱出を印象付けました。成績を見てもらえれば分かるように稍重~不良馬場では1800mだったデビュー戦と先行できなかった昨年のスワンステークス以外全く崩れておらず、パワーを求められる馬場に適性が高いのは間違いないと思います。寒い時期に好走が集中している『冬馬』の傾向が強く、昨年と全く同じローテーションで臨むことができるのも好材料ではないでしょうか。今回騎乗する松田騎手が今年まだ0勝なのは気になる点ではありますが、元々コンビを組んでおり5戦して連対率80%と好相性であることからも、不祥事を起こしたにもかかわらず騎乗依頼をしてくれたオーナーの心意気に応える『攻め』の騎乗に期待したいと思います。
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